Calibration Gas

用語解説Terms

用語解説 Terms

JCSS

国家計量標準へのトレーサブルな校正体系を確保することを目的とした、
計量法に基づく校正事業者認定制度を指します。

JCSS登録事業者

JCSSに基づき、独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)によって登録された校正事業者を指します。
試験所および校正機関の品質面・技術面に対する要求事項を定めた規格である ISO/IEC17025 への
適合をはじめとして、必要な品質的・技術的能力を保有していることをNITEにより審査され、
基準を満たした事業者が登録事業者として登録されます。
当社は「濃度:標準ガス」区分のJCSS登録事業者です(登録番号0327)。

JCSS標準ガス

JCSSに基づき、国家計量標準へのトレーサビリティが確保された
JCSS実用標準ガス(零位調整標準ガス、1級標準ガス、2級標準ガス)を指します。
JCSS標準ガスにはJCSS登録事業者により発行されるJCSS標章付き校正証明書が添付されます。
JCSS標章付き校正証明書は、その校正結果が国家計量標準にトレーサブルであることの証明となります。

校正用ガス

分析装置の校正に用いる標準ガスで、
ゼロガス・スパンガス・中間点ガスの総称を指します。(JIS0055-2002 ガス分析装置校正方法通則より)
一般的に校正用ガスにはJCSS標準ガスも含まれますが、
当社ではJCSS標準ガスを除くゼロガス・スパンガス・中間点ガスを校正用ガスと呼称します。

不確かさ

校正結果(値付け結果)から統計的に推測される、真の値が存在する信頼範囲を数値で表したものを指します。
当社のJCSS標準ガスの不確かさは、包含係数k=2とした拡張不確かさであり、
信頼水準約95%を持つ範囲になります。(零位調整標準ガスを除く)

製造精度

成分濃度に対する、製造時の許容相対誤差を指します。

製造精度と不確かさの図解

例)500 ppm CO / N2バランス の場合
  依頼濃度: CO 500ppm / N2、値付け結果: 500ppm とすると
  製造精度:相対±5% (475ppm〜525ppm)
  不確かさ(k=2):相対±2% (490ppm〜510ppm)

不確かさ/成分濃度/製造精度

品質保証期間

校正用ガスは成分濃度の変質等を鑑み、検査成績書発行日からの保証期間を定めています。
JCSS標準ガスは、推奨校正周期(交換時期)として、容器返却期間を定めています。

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